世界50か国以上で感染が確認されている新型コロナウイルス感染症(covid-19)。
3月1日現在、世界全体の感染者は8万5000人以上、死亡者は3000人近く。日本では、感染者は961人、死亡者は12人(クルーズ船の乗船員含む)となっています。
ワクチンはいつ頃開発されるのでしょうか。
この記事では、新型コロナウイルスのワクチン開発に関する情報を調査してまとめました。(2020年3月2日時点)
目次
新型コロナウイルス|ワクチンはいつ開発される?
ワクチンはいつ頃開発される見込みなのでしょうか。世界各国での動向を調査しました。
2020年2月24日、米バイオベンチャーのModerna(モデルナ社)は新型コロナウイルスに対するワクチン(mRNA-1273)の治験薬を初めて出荷したと発表しました。
米NIAID(アメリカ国立アレルギー・感染症研究所)が近く臨床試験フェーズ1(P1試験)を始める予定で、世界初の臨床試験になるとみられています。
mRNA-1237のP1試験では、18~55歳の健康な男女45人を対象にワクチンを4週間隔で2回投与し、有効性を評価するようです。
仮に1回目の投与を3月2日に開始したとして、2回目の投与は4週後の3月30日。
そこからさらに有効性を評価する期間があり、ワクチンの製造期間や様々な手続きなども考慮すると、どんなに早くても5月以降になることが予想されます。
新型コロナウイルス|ワクチン開発企業や団体は?
新型コロナウイルスに対するワクチンの開発企業や団体を調査しました。
感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)
ノルウェーに本部を置く感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)では、以下3者とパートナーシップを締結し、新型コロナウイルスに対するワクチンを開発しています。
- 米Inovio(イノビオ社)
- 米Moderna(モデルナ社)、NIADI(アメリカ国立アレルギー・感染症研究所)
- 豪クイーンズランド大学
この中のモデルナ社が世界で一番早い新型コロナウイルスに対するワクチンの治験薬を出荷したとのことです。
グラクソ・スミスクライン(GSK)
英グラクソ・スミスクラインはCEPIと連携しワクチン開発に取り組むことを2020年2月3日に発表しました。
同社の得意分野であるアジュバント基盤技術を提供します。
*アジュバントとは?
ワクチンと一緒に投与して、効果を高める役割をもつ物質。
1回の接種量を抑えても効果が持続する免疫を作り出せるため、生産数を増加させることができ、多くの人々に提供することができます。
ジョンソンエンドジョンソン(J&J)
米ジョンソンエンドジョンソンは米国生物医学先端研究開発局(BARDA)と協力してワクチン開発を進めると2020年2月11日に発表しました。
同社はエボラ出血熱に対するワクチン開発実績があり、その技術を活用するようです。
サノフィ
仏サノフィは米保健福祉省(HHS)の米国生物医学先端研究開発局(BARDA)と協力してワクチン開発に取り組むことを2020年2月18日に発表しました。
同社には重症急性呼吸器症候群(SARS)のワクチン開発の実績があります。
まとめ
この記事では、新型コロナウイルスに対するワクチンがいつ頃開発されるか、開発企業について調査したことをご紹介させていただきました。
世界各国の様々な企業、大学、団体が連携してワクチン開発に取り組んでいます。一刻も早いワクチンの開発、提供がされることを祈ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。